16年目の大改修

2ヶ月ぶりのブログとなりました。
何かといろいろなスケジュールに追われるなか、普段クライアントの皆様には10年くらいでのメンテナンスをお薦めしているのですが、16年ぶりに自宅をメンテナンスすることにしました。
医者の不養生とでも言いますか、耐久テストのつもりでほったらかし。
しかし、シールは硬化し、外壁塗膜も紫外線には勝てず、決意した次第です。
大きな改修としては、外壁の清掃/塗装とシーリングの打ち直し。室内は壁の再塗装と一部クロスの張り替え、床は天然リノリュームを貼りかえることにしました。
しかし、これだけだと化粧直しに過ぎず、せっかく足場も掛けるならと、外壁やガラス面にはチタンエースという光触媒塗料を施し、ガラスも建設当時はLow-eガラスなど入手できなかったので、住友3Mのナノ80Sという遮熱フィルムを内貼りし、屋根にもガイナという機能性環境改善塗材を施すことにしました。
このガラス処理や屋根の遮熱処理で、今後エネルギー負荷がどのようになるかが楽しみです。
でも、暮らしながらの改修工事は大変ですが、暮れの大掃除からは開放されそうです。

たなべけいいち

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最高の間取りを手に入れる本 [メディア]

10月5日、「最高の間取りを手に入れる本」というのがエクスナレッジより出版され、お手伝いした「並木町の家」が掲載されています。
この住まいは、先日マイクロソフトのCM撮影が行われた家でもあり、「内と外をつなぐオープンな間取り家」というテーマで取り上げていただきました。
最高の間取りとは何か?、いつも計画をお手伝いするとき思う事は、「○○LDKの間取り」ではなく、敷地を取り巻く環境の中で、快適に過ごせる「場」のあり方をイメージする事から生まれてきます。
この「並木町の家」でも、敷地と環境を活かし、こども達が育む場として、そしてクライアントのライフスタイルからイメージを広げた結果です。
たしかに、今回の出版テーマでも取り上げているよいうに、具体的にはコストも関係しますし、機能的な動線もおざなりにはできません。空間を彩る素材や仕上げも関わってきます。
この雑誌ではこれらの事にもふれ、各テーマ毎にいくつかの実例を丁寧に紹介しており、私たちも参考になる例も多く取り入上げて頂いていました。
これから「住まいづくり」をされる方は一度読まれても良いかもしれません。
尚、この特集で掲載されている作品のいくつかは、私の後輩に当たる建築家であったり、「建築家31人展」でいつもご一緒する建築家の作品でした。
みなさんそれぞれに、すてきな作品です。



たなべけいいち

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マイクロソフトからのオファー [メディア]

先日「王禅寺の家」で、ホンダフットのTVCMが撮影されましたが、今度は「並木町の家」でマイクロソフトのCM撮影が行われました。
この撮影は、ネットで世界に発信されるCMのワンシーンだそうで、以前私がお手伝いした住宅の中からロケハンして行われました。
さすが、マイクロソフトとなると撮影スタッフもニューヨークから来日するという徹底ぶり。日本のスタッフとの合同チームでの撮影となり、まる1日かけてのロケとなりました。
オーナーのHさん、まる1日お疲れさまでした。
どのように映像が編集され流れるのか、楽しみにしましょう。

たなべけいいち

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”建築家31人×3works展”の作品 [仕事の話]

来週、9月28日から3日間開催する第6回「建築家31人×3works展」に、雑誌”ゲーテ”で取り上げていただいた横須賀の「海を望む週末住宅」と、現在川崎市麻生区で工事中の「STEP×STEP」、そして鎌倉で計画を始めたばかりの「崖の家」を展示する事にしました。
「海を望む週末住宅」は、三浦の山と海の接点にランドスケープまで含めた環境をデザインした実例として。「STEP×STEP」は、シンプルな箱の中に螺旋状に連続するフロアーが作る豊かな空間の例として。「崖の家」は、150年ほど経過した書院作りの日本家屋の別邸として、主役を邪魔する事なく周囲の斜面に建築をとけ込ませた案です。
お時間がある方は是非、お出かけください。

「建築家31人×3works展」
2012年9月28日〜30日まで、
新宿パークタワー1階ギャラリーです。

たなべけいいち

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新しいイメージ [仕事の話]

ことし5月のプロポーザルをきっかけに、手がけ始めた「町田の保育園」の基本コンセプトデザインがまとまりました。
これまで、園庭に仮設園舎を建設するか否かで、なかなかデザイン作業が進みませんでしたが、その間はプログラムや理想的な機能プランを詰めていたので、先月末に仮設園舎を近隣に作る事になり、デザイン作業が進みました。
テーマは「林の中の保育園」です。
近隣の公園まで含め、園庭と園舎全体で新たなこども達の場を作り上げたいと思っています。
この園の設計にも、多くのスタッフ、ブレーンが加わりますが、皆さんよろしくお願いします。

たなべけいいち

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大往生 [犬の話]

今月5日、私たち家族の中で一番の長老でしたディア(ミニチュアダックス)が、老衰の為私たちの腕の中で息を引き取りました。
16年と10ヶ月。今まで田邉家で共に暮らした中では一番長く私たちのパートナーでした。
ディアは昨年腰椎を悪くし一時歩けなくなったのですが、針や漢方などのおかげで最近までピョンピョンと跳ねるように歩いていました。
しかし3週間ほど前から寝たきりになり、最後を迎えました。
決して甘える事もなくいつもマイペースだったディア。
長老だけあってうちのイヌ社会の中ではボスです。カイルが必要以上にチョッカイ出すとすかさず一撃!、それで退散。
でもみな仲良しでしたから、最後ディアの亡骸を不思議そうにクンクンしていました。
きっと様子の違いが彼らにも伝わったことでしょう。
イヌを”病”で亡くす事が最近続きましたが、今回は大往生でしたから、長く共に出来たことに感謝します。
ディア、ありがとう。

たなべけいいち

IMG_4354.JPGカイルとのショット

個展 東京進出

先日、友人の平野峰生氏が開いた名古屋での個展についてご案内しましたが、とうとう東京で個展を開催することになりました。
おめでとう!!

東京青山たまサロン
9月21日(金)~9月23日(日)
11:00~19:00
東京都港区赤坂8-6-28 ハイム第2赤坂501
入場料無料

この「和顔鑽仰(わがんさんごう)」は、仏教の無財の七施のひとつ、和やかな笑顔を人に施す“和顔施(わがんせ)と、聖人や偉人の徳を仰ぎ尊ぶという意味の“鑽仰(さんごう)という2つの言葉に
介護施設で出会った“笑顔”から思いが至り、この“笑顔の肖像画シリーズを名付けたそうです。(彼のHPより)
シリーズ以外の肖像画や一部風景画も展示致しているようです。
やはり、鉛筆画のタッチは原画を見るとより絵が持つ力が伝わってくると思います。
みなさんも出かけてみられたらいかがですが。

たなべけいいち

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「桜木の家」の完成 [仕事の話]

千葉市でお手伝いしていた「桜木の家」が竣工し、オーナーのKさんにお引き渡しいたしました。
この住まいは、コネクトの標由理さんとの共作で、30坪の敷地に2つの居室ブロックを設け、階段室を兼ねたブリッジスペースで繋ぎ、中庭的なスペースが光と風を住まいに呼び込む仕掛けとなっています。
ダイニングキッチンとリビングを離したことがプランが特長で、中庭を挟んで2階に設けられたこの居室は、敷地いっぱいの広さを感じることができ、ハイサイドからの光も相まって心地よいスペースとなりました。

たなべけいいち

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9年前のファーストイメージ [仕事の話]

先日、2008年にお手伝いした「並木町の家」をお尋ねする機会がありました。
この「住まい」のクライアントは大の建築好き。
何気なく窓辺を見ると、9年前にファーストイメージで提案したイメージ模型の一つが何気なく飾られていました。
なんでも小学生になった息子さんが、「将来この家を作る!!」とのこと・・・。
いつも、新しく「住まいづくりのご相談」があると、このような敷地のコンテクストを読みこんだ私なりの考え方や可能性を見ていただいています。
でも、9年前のイメージが残っていたとは感激。
今でもこのような模型も作りプレゼンテーションを行っていますが、ますます力を入れなければ・・と気持ちを新たにさせられました。

たなべけいいち

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建築家31人×3works [仕事の話]

第6回目の「建築家31人×3works展」が開催されます。
この会に参加するようになり私は4回目となりますが、31人(実は32の人と事務所ですが・・)がそれぞれ3作品展示しますので、100作品近くの個性的なアイデアに触れることができます。
実作案のみならず計画案も多く、ゆっくり見ていると飽きません。
2012年9月28日〜30日まで、新宿パークタワー1階ギャラリーです。
よろしければ、お立寄下さい。

たなべけいいち

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