オーバルコースとバンク [車の話]

セブンDAYで茂木のスーパースピードウェイを走ることが出来たのですが、実はオーバルコースとバンクは始めてではありません。
18年程前、谷田部にあった日本自動車研究所で開催されたポルシェのセーフティースクールで、あのバンクで有名な高速周回路を当時乗っていた944S2で経験した事があります。
1周5Kmのコースを3周程でしたが、あのバンクはコーナーではなく、感覚的には次元が異なるストレートでした。
すこし慣れた3周目に約150〜60Km/h程度で流すように進入し、中段に引かれていたイエローラインにまたがるように走らせた思い出があります。
約2Kmのストレートから進入すると、最大斜度30°のバンクはやはり崖のように見え、感じるG体験はサーキットでは感じられない斜めからの不思議な感覚でした。
茂木のスーパースピードウェイもやはり大小2つのバンクで結ばれた一周2.4Kmコース。しかし最大10°のバンクは谷田部のそれとは全く異なり、超高速コーナーでした。ためしに壁に近づいて周回すると、やはり大き緊張感がともないました。
こんなコースを攻め続けるインディーはレースというより極限のゲームのように思えます。

後日、仕事で筑波に出向く機会ががあり谷田部の研究所本部を訪ねると、バンクの一部が草に覆われたまま残されていました。
ドライバーから見るとあの大きな崖に思えたコースも、断面でみると何となく小さく思え、私が緊張してトレースした イエローラインが見て取れました。
新しい日本自動車研究所の高速集回路は長さも5.5Kmと長くなり、茂木に近い城里町に移転しましたが、またチャンスがあればあの「崖」を味わってみたいものです。

たなべけいいち
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