窓とガラスの壁

幻冬舎から青木恵美子さんが書かれた「窓」をテーマとした「住むだけでストレスが消える家」が出版されています。
この著書の中で「窓でストレスフリーな生活を手に入れた事例」として、私たちが手掛けた「瀬田の家」を取り上げていただきました。
この本では、いろいろな窓と暮らしの関係を「ストレス」というキーワードでわかりやすく解説していて、そうそう！！・・・と納得したり、普段クライアントにお話している事を良くまとめられ、窓の重要さを解説した、とても参考になる本です。
建築計画において「窓」は重要なファクターであることは間違いありません。そして私の場合「窓」を透明な壁という窓と、壁の穴という窓の２つに使い分けているように思います。
透明な壁は内外の環境を一体とする仕掛けとして捉え、壁の穴は内部と外部をある秩序を持って接続する装置のようなな物なのではないでしょうか。
最近アルミサッシュメーカーも、自由な窓についてTVCMを流していますが、窓は空間作りに大切なファクターです。高性能ガラスが一般的に使えるようになった中で、さらに自由な窓を作れるようになるでしょう。

たなべけいいち