ひさしぶりの鎌倉

友人の建築家夫妻と、あるプロジェクトの為に逗子へ出向いた帰り、週末で賑わう鎌倉へ立ち寄ることができました。目当てはおいしい夏野菜のランチと県立近代美術館で行なわれている「建築家 坂倉準三展」です。
鎌倉を訪れたのは本当に久しぶりで、当時日本での本格的な建築コンペとなり、多くの建築家が参加したこの美術館は40歳後半だった坂倉準三が手掛け、1951年に完成したその姿は、八幡宮の森と池に囲われ今でもその姿を保っていました。
「建築家 坂倉準三展」で改めて気がつかされたのは、コルビジェのもとで学んだスタイルと手掛けたプロジェクトの多さ、そして手書きの精緻な図面のもつ強さです。
私も手書き図面で建築を学んだ時代ですので、その鉛筆で表現された線が生きているように思えました。今ではCADが主流ですが、手書きで描くメッセージ性の強さはなかなか表現できません。
展示されていた黄色く変色し原図からは、今でも建築家の意図が伝わってくるように思えました。

たなべけいいち
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